介護職の典型的な仕事とは

介護職の仕事はいろいろなものがありますが、現在非常に需要が高まっているのは、特別養護老人ホームで働く介護職です。

後期高齢化社会を迎えた日本においては、特別養護老人ホームの利用者が毎年増え続けています。「要介護認定3以上」の高齢者が入居するのが原則なので、身体に不自由な人が多くて、介護というと身体介護が中心になります。具体的には、食事介助、排せつ介助、入浴介助などです。もちろん、こうした介護の仕事だけでなく、レクリエーションなどの運営も行います。

また、自宅に住みながら昼間の時間帯だけ過ごすデイサービスで働く介護職もあります。朝から夕方までの間の介護サービスになりますので、夜勤はありません。食事介助、入浴介助、機能訓練などを行います。基本的には、送迎業務も含まれます。

そもそもデイサービスは、社会的に孤立した状態にならないようにすることを目的にしていますので、社会になじんでもらうためにいろいろなレクリエーションを実施するのもデイサービスの大きな役割の1つです。利用者同士がレクリエーションを通して、利用者と交流を図るようにします。たとえば、折り紙、カラオケ、マージャン、朗読会などがあります。

さらに、介護の仕事としてよく聞くのがホームヘルパーです。その仕事は、自宅に住んでいる高齢者の日常生活の介助をすることで、身体介護だけでなく、生活援助と通院介助も行います。どのようなサービスをするのかは、ケアマネージャーと利用者やその家族と相談した上で決定されます。